それも昔の今の夕暮

ちょっと昔のことに思いを馳せてみるブログです。

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3月10日 〜5ディナール硬貨〜

今日は月曜日。チュニス観光のメインと思われるバルドー博物館は空いていないし、カルタゴの博物館も空いていないので、チュニス市内を散策することにした。それに、今夜以降の宿を探さなければならないし、明日以降の電車の時刻なども調べたい。

とりあえず、「観光局」に行こう。ホテル・イブン=ハルドゥーンからは「メトロ」なる市電を使うのが便利そうだ。恐る恐る乗ってみる。車内アナウンスがないことに気付いて、突然焦り始める。たくさんの人が降りた。ここかな。自分も降りてみる。ガイドブックに載っている地図と、周りの状況を見比べる。どうやら間違えたらしい。またメトロに乗るのも・・・と思い、歩いて観光局を目指した。チュニス市はそれほど広くなく、中心部、旧市街などは充分歩いて回れるようだ。
チュニスであと2泊。東部の街スースでも2泊。最後にチュニスにもう1泊。あわよくば「観光局」で電話予約してもらおう・・・とか虫のいいことを考えていたが、それは大きな思い違い。ここではホテルを探してくれるだけ。せめてチュニスの地図くらいもらえれば・・・などと思い、必死に話しているうちに、額から大量の汗が流れてきた。観光局のマダムは、「なぜ泣いてるの?」とか聞いてくる。「泣いてるんじゃないんです!」と答えているうちに、本当に泣きたくなってきた。
結局、観光局での収穫物は、チュニスのメディナ(旧市街)の詳細な地図のみ。このアイテムを片手に、迷路のようなメディナを散策しつつ、メディナの奥にあるユースホステルを目指すことにした。

それにしてもこの街、赤信号でも車が止まってくれるとは限らないようだ。車がバンバン通る車道を、人々はするするとうまく渡っている。真似しようとしても怖くてできない。どうやら、現地の人々に影のようについて行くのが得策らしい。

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3月10日 〜プロローグ〜

「Taxi! Taxi officiel!(タクシーだよ!公共のタクシーだよ!)」

チュニスのカルタゴ空港から出て、最初に耳にした言葉がこれだった。

すっかり日が暮れて、右も左もわからない。夜の到着であることは事前にわかっていたので、1泊目だけはホテルを予約していたのだが、そもそも市内に行くバスの場所が見つからない。タクシー乗り場もよくわからない。困ってキョロキョロしているところに、都合よく「公共タクシー」を自称する男がやってきたのだ。いやいや、いくらお人好しで知られる僕だって、そんな罠にひっかかるわけがない。こいつは偽物だ。公共タクシーを騙って旅行客を乗せ、ぼったくろうとしているに違いない。しかし、何度断ってもついてくるタクシーおじさん。逃げ回っているうちにますます場所がわからなくなる僕。タクシーおじさんは聞いてきた。

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中国における公論形成を「なでしこ論争」から考える

「なでしこ」が行なった行為が、
中国で「論争」を繰り広げているようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070922-00000091-sph-soci


このニュースを見て思うのは、中国における「公論形成」。
このように議論が起ることが、
将来中国で"liberal democracy"が実現するために、
とても重要なことなのではないでしょうか。


上のニュースで特に評価できる意見が、

>こうした中で20日付の週刊紙「国際先駆導報」は、日中の歴史問題の重要性を認めつつも「中国には未来志向で健康的な大国意識が必要」と強調

というもの。

中国では以前に比べて政府批判なども行ないやすくなったと聞きますが、
反日デモの頃にあったような、「愛国無罪」の立場からの政府批判ができるだけではなく、
このような意見が堂々と言えるようになったのは画期的なことかと思われます。

逆に、

>「過去の侵略を認めない日本の宣伝活動に感動するなど中国の恥だ」

という意見もあり、
日本についての誤解や偏見が未だに存在しているのも事実です。

とはいえ、
こういう形で日本人が中国人に歩み寄ることで、
少しずつではありますが、中国人が日本人に歩み寄るわけです。
中国人の対日感情が「良い」と「悪い」でどちらが良いか、
といったら、
「良い」の方が(両国にとって)良いと、少なくとも私は考えています。
なでしこの行為は、日中双方にとって好ましいものなのではないでしょうか。

この論争に関するブログ等を見てみると、
なでしこを賞賛する内容のものが多いですが、
中国を叩いているような内容のものも多いようです。

たしかに、
中国や中国人の行為には非難されるべきものも多いですが、
では、非難したら改善されるのか、
とりわけ「日本人が」非難したら改善されるのか、
というのを考えた上で非難しているのでしょうか。

非難は目的ではなく、改善のための手段であるべきだと思います。
日本の世論を中国非難で染め上げることが、
中国の状況改善(それは日本にとっても利)に繋がるとは思えません。
非難すべき点を非難するのは悪いことではありませんが、
それならば、「どうすれば改善されるか」を考えませんか?
今すぐに改善される兆しが見えないからといって、
「中国には期待できない」と突き放すよりも、
数十年後の良い結果を考えた方が楽しくありませんか?
状況が変わるには時間がかかるのです。

非難と呼べるようなものではない、
中国に対する「悪口」を言っている人もいるようです。
中国をただただ口汚い言葉で叩いているだけでは、
日本にブーイングしている中国人と同じだとは思いませんか?
それがサッカースタジアムなのかインターネット上なのかの違いだけではありませんか。


さて、
なでしこがスポーツの舞台で行なったことが、
このような結果をもたらしている、ということから、
北京オリンピックについても考えるべきでしょう。

中国ではマナー改善を考える動きも盛んになるでしょうが、
それでも(とりわけ日本に対して)悪いマナーをとる観客も多いでしょう。
しかし、それは、中国にとっても、日本にとっても、
逆にチャンスではないか、と考えることが出来ます。
北京オリンピックには世界中から人が集まるでしょう。
世界中で報道されるでしょう。
その報道の様子を中国人も知ることでしょう。
中国人が世界を知るチャンスであり、
中国人が自分たちを見直すチャンスなのです。
中国人の対日感情が和らぐチャンスかもしれません。
北京オリンピックをボイコットせよという意見もあるようですが、
北京オリンピックは、うまくいけば、
中国が「未来志向で健康的な大国意識」を持つチャンス、
対日感情が改善されるチャンスだと思うのです。
逆に、このチャンスを逃すようだと、将来は暗いものかもしれません。

明るい要素もあります。
なでしこの行為についての議論が起こっているこのタイミングに、
相対的に親中派である福田氏が首相になることは、
議論に悪い影響をもたらさない、という意味で(この件については)良いことではないかと思います。
逆に「タカ派」と見られている首相が誕生していたら、
「なでしこを賞賛するのは漢奸だ」という側の世論が優勢になる可能性が強まるでしょう。

もちろん、ここで一時期日中関係が良好になったとしても、
ずっとそのままうまくいく、というわけにはいかないでしょう。
互いのナショナリズムを刺激し合ってしまうような事態もあるかもしれません。
北京オリンピックが、却って状況を悪くする可能性もあります。

しかし、今、中国が「公論形成」へ向けて一歩進んだのは事実だと思います。
日本人もぜひ、中国よりも先に公論形成を達成した国の国民として、
恥ずかしくないように振る舞いたいものです。
日本という国が好きならば、
幕末以降公論形成のために努力してきた先人たちに対して恥ずかしくないように生きていきたいものです。
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パリ祭

今月の14日、
つまり7月14日には、パリではお祭りがありまして、
日本各地でもフランスかぶれの皆さんが
パーティーなどを開いていたものと思われます。
フランス革命の記念日です。

私も神保町の一角でのお祝いに参加しました。
フランス国歌や有名なシャンソンを歌いながら、飲みながら、
大いに楽しもう、というものです。
国歌やシャンソンの伴奏は私のつたないピアノ演奏。

ちょうどNHKの取材が来ており、
めでたくテレビデビューを果たしました
(番組は20日に報道されました)。

昨日から塾で夏期講習が始まり、
初回の世界史の授業ではフランス革命について説明をしました。
とても面白いところなのですが、伝わったかどうか・・・
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歴史の重みを実感

ひさしぶりの更新になってしまいました。
将来の進路について悩んでいたのですが、
今まで思っていたのとは少々違う形で歴史というものに関わっていく人生にチャレンジしていくことになりました。
詳しくはまた、そのうち書きます。

さて、昨日、古代史のゼミ旅行(@岡山)から無事帰還いたしました。

吉備真備の祖母にあたる人の骨臓器にお目にかかることができたこと、それどころか触れることができた(もちろん手袋をしてですが)ことが一番の収穫かと思われます。
あの重みは一生忘れないでしょう。
圀勝寺の住職さんと、奈文研のAさんにはいくら感謝しても感謝し足りないくらいです。

それから、こうもり塚という古墳の石室の内部に入れたこと。
巨大な天井石に圧倒されました。

骨臓器の重みも、天井石の迫力も、
図面や図版を見るだけでは感じることのできないものです。
貴重な経験をさせてくださった古代史の佐藤信教授、院生の方々には、
心から感謝申し上げます。

あ。
忘れていけないことが、もうひとつ。

熊山遺跡なる遺跡の近くの、
瀬戸内海を望める展望台の机に置いてあった雑記帳に、
ささっと短歌を書き込んだ佐藤教授。
これも古代史のゼミ旅行に来たからこそ見ることのできた、
名シーンだったと言えるでしょう。

自分にとっては恐らく最初で最後のゼミ旅行。
本当に充実したものでした。
この経験が生かせるよう、
頑張っていかなければ!
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久々に「ながら」に乗って

愛知の陶磁資料館、
名古屋と浜松の博物館など、
急ぎ足でまわってきます。
観光も兼ねて。
(というかほとんど観光?)

バックには論文が数本と、
全く関係の無い山内先生(イスラーム)のご著者が入っており、
あとアルコール類さえあれば
列車の長旅には不自由しなさそうです。

問題は、
「ながら」の指定席が取れなかったことくらいでしょうか。
列車の床でも、
寝ればベッド。
特に問題はないと思いますが・・・
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六朝時代の中国系文物

中国考古学のゼミで、
論文を扱わせていただいた藤井先生の講演を
本日も拝聴することになりました。

先日のゼミでは、
一定の評価をされつつも、
読みが甘い部分を指摘されたり、
と得るものが多く、
非常に勉強になりました。

その際に扱った論文は三燕の帯金具についてのものでしたが、
今日お話をうかがえるのは、
もっと広い地域の、
もっと広いテーマではないかと思われます。
どのような視点があり、
どのような問題点があるのか、
勉強できればな、と思います。
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帯金具

先週の土曜日は、
毎月恒例の土曜考古の例会に行って参りました。
今回の報告者は、六朝文化研究で知られる藤井康隆さん。

実は、来週の火曜のゼミ発表で
藤井さんの論文を扱うことにしているので、
ここで偶然お話が聞けるのは大変ありがたいことでした。

今回は、PowerPointを用いての発表に初挑戦です。
結論に至るまでの課程を検証するにあたって、
PowerPointを作成するという作業が、
自分の頭の中を整理するのに大変役立つことがわかりました。
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時代

聞いた話。
こんな質問をしてきた生徒がいたらしい。

「縄文時代ってどうして長いんですか?」

縄文時代も鎌倉時代も明治時代も、
同じ「時代」という言葉を用いるから、
わかりにくいことになってしまっているのかもしれない。

「時代」以外の名称を作れ、
と提言するわけではないが、
もうちょっとどうにかならないものか、
とは思う。

かといって、
「どうにかする」案を思いついたわけでもない自分は、
淡々と時代区分の方法の違いを生徒に教えていくしかないのだが。
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モンテネグロ

2006年上半期の世界3大ニュースといえば、
モンテネグロ独立、ジャワ島大地震、
そして日本のWBC優勝でしょう(ぇ

その中でも、将来世界史の教科書に載るような大事件といえば、
モンテネグロの独立です。

小さい頃、
初めて世界地図を見た時には、
ユーゴスラビアがあり、チェコスロバキアがあり、
巨大なソビエト連邦があり、
東西ドイツ、南北イエメンがありました。
パラオ、エリトリア、東ティモールは、
国としては描かれていませんでした。

冷戦の終結と、
それにより浮彫りになった諸問題。

夏期講習では、
冷戦を知らない世代の生徒たちに、
現代史を教える予定です。
ソ連の存在を肌で感じたことのない
平成生まれの生徒たちに
どうやって冷戦とその後を教えていくか。
よく考えたいと思います。
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プロフィール

千郷

Author:千郷
歴史学を勉強中。
将来の進路は未定です。
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